2012年5月17日木曜日

脊髄小脳変性症リハビリ


2011年1月27日

脊髄小脳変性症では、身体の運動機能に障害がでてきます。基本的には、機能低下を防ぐためにも、本人が出来ることはなるべく自分でやってもらうことが大切です。それがリハビリになるからです。運動機能の低下で起こるものの一つに言語障害があります。話しにくくなるのです。そうなると本人は、話すことをしなくなってしまいます。しかし、そのままにしておけばどんどん話すことができなくなっていきます。ですから、話す・コミュニケーションをとる機会を多く取り入れていくことが大切です。まず、聞き手になる人は根気強く聞こうとする態度を意識してください。そういった姿勢が何よりも話し手の話す意欲を出させます。また、本人が自分でリハビリをするときには、自分が話している音を自分の耳で聴き、チェッ� ��するようにしましょう。こういったリハビリは毎日少しずつでも繰り 返すことが大切です。一日で多くやると続かなかったり、次の日に疲れが残ってしまったりとかえってよくない場合がありますので無理はしないようにしましょう。コミュニケーションを多くとることのリハビリですので、家族の方の協力も必要になります。家族の方は本人の支えになってあげてください。

2010年12月20日

脊髄小脳変性症では、身体の運動機能に障害がでてきます。

機能低下によって起こるものの一つとして「誤嚥」があります。誤嚥とは、飲み込んだ食べ物が食べ物の通り道(食道)へ行かず空気の通り道(気管)に入ってしまうことをいいます。機能の低下によって食べ物の飲み込みが上手にできなくなる「嚥下(飲み込み)障害」になっていることが多いため、このようなことが起こります。この誤嚥が起こると、食べ物や唾液に含まれる細菌が肺に入り、肺炎になってしまう危険もあります(誤嚥性肺炎)。これを防ぐために次の3つのことに気をつけるようにしてください。1つ目に、食べ物の形態は適切か。かみやすい・飲み込みやすい食べ物かです。飲み込む機能が衰えていますので、食べるものの状態によっては誤嚥が起こります。2つ目は、一口で入れる量が多すぎないかです。多すぎても飲� �込むことが困難になり、誤嚥が起こります。3つ目は、テーブルで食事をとるときの姿勢が前かがみやずり落ちそうな姿勢になっていないか。また、ベッドで食事をとるときの姿勢が天井を向いた姿勢になっていないかです。体の体勢によっても誤嚥の起こりやすさが違います。機能が低下している分これら3つのことには気をつけて食事を行うようにしましょう。


耳の痛み、鈍い頭痛
2010年11月11日

脊髄小脳変性症では、身体の運動機能に障害がでてきます。基本的には、機能低下を防ぐためにも、本人が出来ることはなるべく自分でやってもらうことが大切です。それがリハビリになるからです。食事もそうです。しかし、機能の低下がでてくると食事もうまくできなくなってきます。そういった場合は、自助具を使うといいでしょう。今回は食事で使う自助具についてお話します。まず食事では、スプーンやフォーク・箸などを使いますよね。これらの自助具を選ぶ際は、手の障害の度合いや使う本人の口の大きさによって選ぶようにしましょう。大き過ぎるものは使いにくく、またむせる原因にもなります。手がうまく使えない方は、柄が大きいものや角度のあるものをお勧めします。また、食器も使いやすいものにする必� �があります。お皿はふちが高く丸みのあるものが、すくいやすくよく使われています。しかし、手の状態によって浅いお皿のほうがすくいやすいという人もみえるので、使用される方の状態によって選ぶようにしましょう。また、片手でも食べられるようにすべり止めのついた食器を選ぶか、食器の下にすべり止めシートを引くようにするとよいでしょう。その他に、コップも口の機能や飲み込む力、手の機能などを見て選ぶといいでしょう。手に麻痺の方の場合は、軽くて取っての大きいものが使いやすいのでしょう。また、内側に傾斜のあるコップならば楽に飲めるのでお勧めですよ。人でできるようにいろいろな工夫をすることが大切です。

2010年10月18日

歩行の練習

脊髄小脳変性症とは、小脳や脳幹から脊髄にかけての神経細胞が少しずつ破壊されていく病気です。この病気になると身体の運動機能に障害がでてきます。例えば、歩行がふらつく、手足が動かせなくなるなどの症状です。そのまま、放っておけばどんどん進行していき、病状も悪化してしてしまいます。ですから、まずは、今までの日常生活の動作をこれまでのように続けていくことを心がけましょう。それだけで十分リハビリになります。また、歩行障害に対しては、伝い歩きや杖、歩行器、介助での歩行訓練などを行い、歩く能力の維持に努めましょう。歩くための筋力トレーニングも大切です。軽く膝を曲げるようなスクワットや仰向けで寝た姿勢からの脚上げなどで歩くために必要な筋肉を鍛えましょう。こういったリハビリ� ��毎日行うことが大切になります。少しずつでも続けるようにしましょう。ただし、痛みや疲れが残っては逆効果なので、無理をしないことがポイントになります。


胸焼けの痛みはduragesic過剰摂取の症状ができますか?
2010年6月22日

脊髄小脳変性症とは、小脳や脳幹から脊髄にかけての神経細胞が少しずつ破壊されていく病気です。小脳には様々な機能があります。主な機能としては知覚と運動機能の総合をしており、平衡感覚・筋緊張・随意筋運動の調節などをしています。このため、小脳が障害されると、運動や平衡感覚に異常をきたし、精密な運動ができなくなります。ですから、この脊髄小脳変性症になると運動失調が主な症状としてでてきます。例えば、歩行障害です。歩行時にお酒に酔ったようにふらつき、転倒することが多くなります。症状が進行してくると歩行困難にあります。また、四肢の失調があり、手や足を思い通りに動かすことができなくなります。そのほかにも、ろれつがまわらなくなる構音障害、眼球運動の異常、姿勢が上手く保て� �いなどの姿勢反射失調が起こります。これらは小脳の神経細胞が破壊されることが原因で起こる症状です。脊髄小脳変性症は破壊する神経細胞によって他にも様々な症状が起こってくる怖い病気なのです。

2010年6月20日

今のところ、脊髄小脳変性症を治す治療法や、この病気の進行を止める方法は見つかっていません。ですが、治療方法について様々な研究がされており、今では病気の進行をだいぶ遅らせることはできるようになりました。脊髄小脳変性症の治療としては、対症療法とリハビリテーションが中心として行われます。対症療法としては薬物治療が行われます。この薬物療法とリハビリを行うことによって症状の緩和や改善が可能です。これらを行ってもこの病気自体は完治しませんし、進行を止められるわけでもありませんが、ADL(起居、移動、食事、更衣、整容、トイレの各動作およびコミュニケーションから成る日常生活に最小限必要と考えられる動作のこと)を維持するためにもこれらはとても大切なことです。例えば、こ� �病気は歩行障害や構音障害などが見られ、それらに対しての歩行訓練や発声訓練などがリハビリとして行われます。また、症状によって身体を使わない部分の廃用化も予防することができます。この病気に限りませんが、病気は早期の発見・治療がとても大切になります。


精管切除の痛みの証言
2010年6月18日

脊髄小脳変性症とは、運動失調を主な症状とする神経変性疾患の総称をいいます。この病気は進行性ですが、とてもゆっくりと進行するのが特徴で、10年、20年単位で進行していきます。この脊髄小脳変性症の原因として遺伝子と関係があることがわかっています。この病気に対する研究が進んでおり、脊髄小脳変性症の発症と関係する遺伝子が次々と発見されてきました。しかし、具体的な原因は、今の段階ではわかっていないようです。脊髄小脳変性症を診断する検査の一つとして画像診断があります。脊髄小脳変性症は小脳や脳幹から脊髄にかけての神経細胞が破壊・消失していく病気のため、頭部X線、CT、MRIによる検査で小脳や脳幹の萎縮を認めることが多いです。また、症状として、運動失調があるのですが� �歩行障害、構音障害、四肢の失調など、それらの症状の推測する場合があります。これらの検査は絶対という診断方法ではありませんが、しっかりとした検査だとは思います。症状にこころあったり、気になるようならば一度検査を受けられるといいと思います。

2010年6月16日

脊髄小脳変性症の症状としては主に運動失調が起こります。それは、運動の調節をする小脳や脳幹から脊髄にかけての神経細胞が破壊されていくからです。例えば、歩行障害や四肢の失調(思い通りに手足が動かせない)、ろれつがまわらなくなる構音障害、またパーキンソニズムと呼ばれる特有の運動障害などがあります。この脊髄小脳変性症には他にも様々な症状が起こります。その一つに、自律神経障害があります。これは自律神経の神経細胞が破壊されることが原因で起こります。例えば、急に起きるとめまいが起こる起立性低血圧、睡眠時に呼吸が停止する睡眠時無呼吸、発汗障害、排出障害、蓄尿障害、失神などの症状が起こります。これらの運動失調、自律神経障害などの症状は、徐々に進行していきます。現在、この病 気を完治する・進行を止める治療法は見つかっていません。ですから、治療としてはこれらの症状に対する対症療法として薬物療法やリハビリが中心として行われます。症状を和らげるためにもこれらの治療を受けることはとても大切です。


2010年6月14日

脊髄小脳変性症は、大きく分けると2つの種類に分けられます。1つは孤発性(非遺伝性)、そしてもう一つは遺伝性のものです。この割合はは孤発性が60%、遺伝性が40%だといわれています。近年、脊髄小脳変性症に対する研究が進み、発症に関係する遺伝子が次々と分かってきています。さて、では逆に孤発性のものにはどんなものがあるのでしょうか?関井髄小脳変性症の種類の1つに、オリーブ橋小脳萎縮症と呼ばれるものがあります。今のところこの病気の原因はわかっていません。症状は、運動失調、失調性歩行、言語障害などの小脳症状から始まり、パーキンソニズムなどの錐体外路徴候、起立性低血圧や排尿障害などの自律神経症状が起こります。小脳や脳幹の萎縮が特徴で、脳幹では特に橋底部の萎縮が強く起 こるので、CT検査やMRI検査でそこから診断される場合もあります。この病気に対する治療法はまだないため、薬物療法やリハビリなどの対症療法が基本として行われます。ほとんどが10年以内に死亡する怖い病気です。

2010年6月12日

眼を使うことはよくあると思いますが、普段あまり意識せずに動かしていますよね。この眼の運動は脳によって行われています。この眼の運動調節をしている器官として小脳があります。小脳は主に知覚と平衡・筋緊張・随意運動の調節などをしています。ですから、小脳が障害を受けると運動や平衡感覚に異常がおき、精密な運動ができなくたってしまいます。小脳を障害する病気の一つに脊髄小脳変性症があります。この病気は、小脳および脳幹から脊髄にかけての神経細胞を破壊する病気です。この病気にかかると眼球運動の異常を起こします。例えば、姿勢を変えたり体を動かしたとき、特定の方向を見た時などに目が細かく揺れたりする眼球振盪と呼ばれるものや、外眼筋麻痺などの症状が起こります。これら以外にも、� �髄小脳変性症は歩行障害や四肢の失調、ろれつがまわらないといった構音障害などの運動失調を中心とした様々な症状が起こります。非常にゆっくりと進行する病気ですが、早期の治療が症状を和らげる・遅らせるためにも大切です。



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